元スニーカーショップ店員が解説!靴のサイズを選ぶ際の3つのポイント

日常生活の中で毎日のように身に着ける必需品としてだけではなく、ファッションアイテムとしても馴染み深い靴。

新しいスニーカーを履いて歩いていると良い気分になりますよね。

そして靴を買う時に重要なのがサイズ選び。正しいサイズの選び方が分からなくて困ったことがある方も多いのではないでしょうか。

インターネットショッピングが普及している近年、カッコいいデザインのスニーカーを見つけて購入したは良いものの、いざ足を通してみたらサイズが合わなかったなんて話も聞きます。

誤ったサイズの靴を履いていると、足が痛くなったり姿勢が悪くなってしまうだけではなく、外反母趾の原因になってしまうことも。

そこで本記事は、元スニーカーショップスタッフの筆者が、正しい靴の選び方について、サイズ選びのポイントから間違ったサイズを買ってしまった場合の対処法まで詳しくご紹介します。

1 そもそも正しい靴のサイズって?

そもそも正しい靴のサイズって?

足の形が人によって違うように、靴の正しいサイズも人によって違います。

筆者がスニーカーショップで働いていた時の経験上、正しいサイズで靴を履いている人は非常に少ないです。

足を本来のサイズより小さく見せたい方やつま先が靴の先までぴったりしていないと嫌な方、全てのスニーカーを同じサイズで買う方など様々な理由があります。

このような見た目などを重視したサイズ選びをするメリットとしては、服装との相性、足元を好みの印象にできるなどよりファッション性が高いことです。デメリットとしては、靴や足への負担が大きいことや靴が持つ本来の性能を発揮できないことが挙げられます。

一方、正しいサイズ選びのメリットは、その靴本来の性能・クッションを発揮できることや足や靴へかかる負担が少なく、長持ちし易いことです。

それらの理由から、正しい靴のサイズは人によって異なり、カジュアルやスポーツなどの使用用途で使い分けても良いと言えるでしょう。

2 靴のサイズ選びの際に押さえておきたいポイント

靴のサイズ選びの際に押さえておきたいポイント

2-1 適度なつま先のゆとり

靴のサイズを選ぶ際には、つま先にある程度の余裕を持たせたサイズを選ぶのが一つ目のポイント。

試着した時に足をつま先の方まで詰めて、かかとに人差し指が一本入るくらいが適切なサイズと言われています。靴を履いた時に中で足の指を動かせるくらいがベスト。

つま先がぴったりと詰まったサイズの靴を履いていると、カジュアル用途で使用する場合であっても、爪が割れたり足を痛める原因に繋がるので注意が必要です。

ランニングなどのスポーツで使用する靴を選ぶ場合は、ショップスタッフに許可を取り、歩くなどの確認をしてからつま先のゆとりには特に気をつけてサイズを選びましょう。

2-2 フィットする甲の高さ・かかと

試着の際に気をつけるべき二つ目のポイントは甲の高さとヒール部分のフィット感です。

靴のサイズが合っていても甲の高さやかかとの形状、ヒールカウンターが搭載されているモデルはその形状を考慮しなければいけません。

甲の高さは、圧迫感がなく締め付けない程度のものを選びましょう。締め付けが強い場合は、サイズを上げることをおすすめします。

次に確認する点は、かかとの形状です。あまり知られていませんがヒールのフィット感は、靴の履き心地にとって非常に重要な要素の1つ。

かかとが浮いてしまう原因は、シューレースの締め方やシューレースホールの一番上まで紐を通していないケースがほとんど。ただし、シューレースを適切に閉めていてもかかとが浮く場合は、ヒールの形状が足にフィットしていないことが考えられますので、モデルを変更するのが良いでしょう。

また、ヒールカウンターが搭載されているモデルの場合は、その形状が足にあっているかも併せて確認するのがベスト。

2-3 足幅に合わせる

三つ目のポイントは、足幅(ワイズ)です。

ニューバランスの一部モデルなどワイズが複数展開されている靴を除き、ワイズを考慮したサイズ選びをしましょう。市販されているワイズ表記のない靴は、そのほとんどがDワイズで作られています。

足幅が広くてサイズが合っていても幅に圧迫感を感じる方は、足幅に合わせてサイズを上げるのがおすすめです。

つま先が大きく余ってしまっても、スポーツ用途での使用以外ほとんどの場合は問題がないので、ワイズに合わせたサイズ選びを心掛けましょう。

足幅があっていない靴を履いていると、靴は傷みやすくなり、足を痛める原因になります。また、サイドにステッチがある靴の場合、購入して間もない靴であっても破けてしまう場合があります。

3 靴によって違う”サイズ感”

靴によって違うサイズ感

靴は、モデルによって様々な作りをしているように、サイズ感もそのモデルごとに違います。

筆者が、スニーカーショップでスタッフとして働いていた時に多かったのが「NIKEのスニーカーは、幅が狭いからハーフサイズ大きく買う。」などの固定観念を持ったお客様です。

これは試着をせず、メーカーごとにサイズを決めてしまう考え方なので、気をつけた方が良いでしょう。間違ったサイズを購入してしまい、後日交換を希望して再来店するケースが多々見られました。

そして特に注意すべき点は、メーカーのサイズではなく、そのモデルのサイズ感です。

例えば、幅が狭いと言われるNIKEの中でも「AIR FORCE 1」は、幅が広い部類のスニーカーとして知られています。メーカーが同じであっても、モデル、中にはカラーバリエーションによってサイズ感が変わることもあります。

たとえ既に履いたことのあるメーカーの製品であっても、購入前には必ず試着をしてサイズ感をチェックするのが鉄則です。

4 間違ったサイズを買ってしまったら

もし間違えたサイズを買ってしまった場合、ある程度サイズ感を調整する方法があります。大きいサイズを買ってしまった場合と、小さいサイズを買ってしまった場合の両方のケースについて考えてみましょう。

4-1 誤って大きいサイズを買ってしまった場合

誤って大きいサイズの靴を買ってしまう失敗はよくあります。

たとえ、しっかりと試着をしていても、試着を行う時間帯によっては足のむくみによって普段より大きいサイズでフィットしてしまったなんてケースもよくある話です。

この場合は、インソール を入れて足の甲でサイズ感を調節するのが基本。

インソールを入れて、重くなるのが嫌な方は、薄めで軽いメッシュ素材のインソールを何枚か重ねて入れることで、軽さを保ったままサイズ調整が可能です。

4-2 誤って小さいサイズを買ってしまった場合

フィット感を重視するあまり、やや小さめのサイズを買ってしまい後悔した経験をお持ちの方も多いはず。

この場合は、靴に始めから入っているインソールを薄いものと取り換える方法と、靴の修理専門店などで靴のサイズ調整を依頼する方法の2種類があります。

専門店に依頼する場合は、「サイズ調整」や「靴を伸ばす」などのサービスを行っている店を選びましょう。

これらのサービスは革靴を専門としている店が多いため、事前にスニーカーでも対応してくれるかを電話などで確認をするとスムーズです。

まとめ

今回は、靴のサイズの選び方についてご紹介しました。

ひとくちに靴のサイズ選びと言いますが、見栄えやファッションとの相性、用途によって適したサイズなど様々な要素があります。

靴選びの際、「以前購入した同じメーカーの靴」などの先入観を持ったサイズの選び方をして、失敗する方が多いので注意が必要です。

適したサイズで、お気に入りのスニーカーをできるだけ長く履くためにも、試着をしてからの購入をお勧めします。

新しいスニーカーを選ぶときには、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。