今年、Dr.Martensのサンダルはいかが?NIKOLAIの雰囲気が○

いきなりですがDr.Martensのサンダル、履いたことありますか?

「ブーツは履いたことがあってもサンダルは履いたことないな」なんて方も多いのではないでしょうか?かく言う筆者もその一人。

編集部スタッフは狂ったようにスポーツサンダルやシャワーサンダルを楽しみますが、「今年はちょっと違うサンダルも欲しいなー」と感じた一人が兼ねてより気になっていたのがまさにDr.Martensのアイテム。

中でもNIKOLAIの雰囲気がとってもツボな編集部スタッフ。

足を通した瞬間あまりの履き心地に意識が遠のく編集部スタッフ。

意識を取り戻した時にはレジにいた編集部スタッフ。

そんな素敵サンダル「NIKOLAI」を紹介せずにいられなくなったスタッフが冷静さを保ちながらご紹介していきます。

まずはDr.Martensのことをちょっと知っておこう。

Dr.Martens

まずはDr.Martensのブランド背景を少しおさえておきましょう。

意外と知らない方も多いのではないでしょうか?

サクッと言えば「イギリスで成長したやたら機能性の高いカルチャーシーンを牽引し続ける靴ブランド」。

その背景を少しでも知っているとちょっと見方も変わるはず。

ここからはちょっと長めですがブランドについてのお話です。

ブランドを大きく動かしたマーティンズ博士の負傷

他の多くのブランドと同様ですが、世界大戦がブランドの方向性を左右する出来事になりました。

第二次世界大戦中にドイツ軍に属していた医師であるクラウス・マーティンズ博士。彼は1945年の休暇中に、バイエルン地方のアルプス山脈でスキーをしている最中に足首を怪我してしまうんです。

足を回復させている間、支給されていたドイツ軍のブーツが怪我をしている足には適していないことに気づきます。

そこで伝統的な硬い革とは対照的に、ブーツ用にエアークッションの付いたソールを考案。

考案している中、戦争が終結。そこでドイツ人による都市からの貴重品略奪がスタートします。

そんな貴重品略奪の流れにマーチン博士もしっかり便乗し、靴屋の店から革を拝借したんだとか。その革を使って、エアークッションの効いた靴底と組み合わせ、ブーツが完成していきます。

Dr. Martensの急成長

博士は1947年にミュンヘンで大学時代の古い友人であるDr. Herbert Funckに再会。

二人はドイツ空軍飛行場から廃棄されるゴムタイヤを使って、ドイツのゼースハウプトでその年の内に事業をスタート。

快適で長持ちする靴底は主婦を中心に人気を博士ます。

1952年にはミュンヘンに工場を開くほどにまで急成長。さらに1959年にはマーチンとFunckが国際的な履物市場を視野に入れるのに充分なほどにまで成長していきます。

50年代後半、イギリスの靴製造メーカーである「R.グリッグス・グループLtd.」がライセンスを取得。イギリスにおける靴製作のための特許権を買い取りました。

トレードマークである黄色のステッチを施し、「With Bouncing Soles(弾む履き心地のソール)」と謳い文句を掲げて世に登場。靴底をAirWairとして商標登録したのもこの時期です。

まさに時を同じくしてDr. Martens 1460も誕生。この8ホールブーツはそれ以来ずっとブランドのフラッグシップになっていますね。

サブカルチャーシーンへの浸透

最初の数年間はたったの2ポンドで買うことのできる作業用ブーツとして、イギリス労働者階級の郵便配達員や工場労働者に幅広く浸透していきました。

ですがいきなりジャマイカの音楽であるSKAを好む初期のスキンヘッズたちが好んで履き始め、カルチャーシーンへの火付け役に。

1960年代のスキンヘッド文化は様々なコミュニティに影響を与えました。そのため複数のジャンルのカルチャーにDr. Martensは浸透していきます。

ここで追い打ちをかけるようになんとThe Whoのピート・タウンゼントが自身の労働者階級の誇りと反逆的な姿勢の象徴としてDr. Martensをチョイス。

スキンヘッズとピート・タウンゼントによりブランドの方向性が決定づけられました。

併行してThe Sex PistolsやThe ClashのようなパンクバンドもDr. Martensを好んで履いていたほど。もはや同ブランドのブーツはパンクロックのユニフォームであったと言ってもいいほどです。

90年代はグランジシーンにも進出し、ロック、ハードコア、パンクなどのカルチャーへ大きな影響力を与えるブランドにまで成長しました。

Dr.Martensの衰退と復活

ですがパンク、ハードコアなどなどロックミュージック全体の減少に伴い、Dr. Martensの売上は2000年代に急激に減少してしまいます。

ですがこれまでのDr.Martensの功績や影響力から、多くのレガシーブランドやデザイナーが手を差し伸べます。

中でも2009年のRaf Simonsとのパートナーシップ、同年Stussyとの共同デザイン、2012年のPendletonとのコラボレーションは有名な出来事。そのほかにもSupremeやGosha Rubchinskiy、Off-White、Engineered Garments、Vetementsなどなど挙げていけばきりがありません。

ストリートやワークなど、カルチャーへの感度の高いブランドが多く並びます。

多くのカルチャーシーンを牽引してきたDr.Martens、これからも注目すべきブランドと言えますね。

そんなカルチャーシーンのキーブランド、Dr.Martensのサンダルは「NIKOLAI」の雰囲気が気分。

Dr.Martens-NIKOLAI

さてさて上述のように数々のカルチャーと並走してきたDr.Martens。人気の秘訣はデザインやブランド力だけでなく「靴」としての機能が極めて優れていたことは言うまでもありません。

足を通せばその実力が感じられるはず。

ブーツではなく今回ご紹介したいサンダルでも機能性はそのまま。近年のサンダルブームの中にあってもワンランク上のクオリティが楽しめます。

高級感あるレザーのテイストもポイントですが、マーチンらしいちょっと無骨でカジュアルなデザインに落とし込まれた雰囲気は他のブランドではなかなか出会えないかも。

ウェルト部分のイエローステッチからはさりげないブランドらしさを感じられますね。

さらに「NIKOLAI」というラインは今っぽいリラックス感もしっかり。

さらにさらに2本のベルトは足の甲の高さに合わせて長さの調整が可能という末恐ろしい機能性。これで靴擦れも安心。

さらにさらにさらに加圧圧着式グッドイヤーウェルト製法で底付けされているため、ガシガシ履いても大丈夫。

すごいやDr.Martens!

サンダルのレベルではないクッション性。Dr.Martensらしいソールもそのままに。

Dr.Martens ソール

Dr.Martensの特徴の1つであるソール。

その特徴はブーツだけではなく当然ながらサンダルにもしっかり反映されています。

夏場はローテクなサンダルが多く、通気性には着目できても足元のクッション性はおろそかにしがち。

足を通した瞬間、今までのサンダルのソレではないクッション性にちょっとびっくりするはず。

Dr.Martens-NIKOLAI

かかと部分にDr.Martensとさりげなくプリントされているのもポイント。

アイテムによっては「Dr.Martens」と書かれたタグがついてたりしますが、今はあくまでさりげない「マーチン感」が逆に嬉しかったり。

柔らかい起毛が足の裏にも心地よく、クセになる履き心地です。

  • Brand : Dr.Martens
  • Item : NIKOLAI
  • Price : ¥17,000(tax in ¥18,360)

この夏はちょっと語れるサンダル、どうですか?

Dr.Martens-NIKOLAI

いざ気にして見てみるとセレクトショップでもDr.Martensのサンダルは多く扱われるようになってきているようですね。

セレクトショップなどで出会ったらとりあえず履き心地を試してみてください。今までのローテクサンダルに慣れている方は、たぶんびっくりします。

歴史的背景が語れるカルチャー感いっぱいのブランドは、サンダルでは決して多くありません。

この夏はカジュアルなサンダルだけじゃなく、ちょっと語れる足元も悪くないですよ。