Barbour(バブアー)-ブランド辞典

Barbour(バブアー)のブランド概要

Barbour(バブアー)は、1894年イングランドの北東部にあるサウスシールズで設立された英国のアウトドア・ライフスタイルブランド。

創業者は、スコットランド出身のジョン・バブアー(John Barbour)氏。

布地を扱う行商として生計を立てていたジョン・バブアー氏は、そのキャリアとノウハウを生かし「Barbour」を創業したのがブランドの始まり。

当初は、サウスシールズで働く港湾労働者に向け、柔らかく防水性の高い「ワックスド・クロス」を製造開発。その後はモーターサイクルやハンティング、フィッシングシーン、さらには英国海軍の潜水艦搭乗員服も手がけるほどのブランドへと成長しました。

その極めて高い品質は、イギリス王室が認める商人に下賜される勅許状「ロイヤルワラント(英国王室御用達)」の全てを獲得するほど。

全てのアームス(紋章)を獲得しているブランドは、世界的に見ても数えるほどしか存在しません。

Barbour(バブアー)の歴史

ワックスドクロスの外套から始まったバブアー

スコットランドで農業を営む家の次男とした生まれたジョン・バブアー。

生まれ育った故郷を離れ、イングランドへと北東部サウスシールズへ移住すると、若干21歳でありながら布地の行商として生計を立てていくことを決意。

時は流れ24年後、現在のバブアーのルーツとなった「J Barbour & Sons」を創業します。

漁業が盛んなサウスシールズにおいて防寒具は必需品。荒れ狂う極寒の海の上で必死に働く漁師たちに向け、オリジナル素材「ワックスドクロス」の外套を提供。

防水性と防寒性を兼ね備えたワックスドクロスのアウターは、瞬く間に町中で評判に。サウスシールズで働く人々にとって、バブアーのアウターは決して欠かすことのできない存在になりました。

しかしながら、バブアーが世界的なブランドとして認知されていくのはもう少し先の話。

モーターサイクルチームと「インターナショナル」

時は流れ1930年代入ると、バブアーにとっての転機が訪れます。

1936年に開催されたモーターサイクルの世界選手権において、英国代表選手のほとんど全員がバブアーのモーターサイクルジャケット(ライダースジャケット)を着用して出場。

従来の防水機能に加え、バイカーたちを強風から守る高い防風性も確保したバブアーのモーターサイクルジャケットは、トップ選手たちがこぞって愛用するほどの高い性能を誇っていたのです。

1936年以降、大会が開催されるたびにバブアーの名は世界へと広まっていきました。

このアウターは「インターナショナル」と名付けられ、現在も歴史的名作の1つとして受け継がれています。

誉れ高き「英国王室御用達(ロイヤルワラント)」の授与

1960年代には、すっかり国民的ブランドとして認知されるようになったバブアー。

質実剛健でハイクオリティーなバブアーのアウターは、次第に英国における上流階層の人々にも受容されていきます。

極め付けは、英国王室御用達(ロイヤルワラント)の授与。1974年にエジンバラ公、1982年にエリザベス女王、そして1987年にはチャールズ皇太子、計3つのロイヤルワラントを授かります。

小さな港町で創業したバブアーは、ついに英国王室御用達の栄誉を授かるほどのトップブランドへと成長したのです。

名作「ビデイル」と「ビューフォート」の誕生

バブアーの名作が次々と登場したのが1980年代。バブアーというブランドを象徴する2つの定番モデルが誕生します。

乗馬用ジャケット「ビデイル」、そしてフィールドジャケットの「ビューフォート」です。

両製品共に5代目のマーガレット・バブアー氏が、フランスの乗馬用ジャケットに着想を得てデザインされたと言われています。

前述したインターナショナルとは異なるスタンダードでシンプルなデザイン、そして狩猟用ジャケットならではの精緻なディテールの数々はバブアーのマスターピースと表現しても過言ではありません。

これらの名作は、今もなお世界中の人々から愛され続けています。

Barbour(バブアー)の特徴

オイル加工を施した「ワックスドクロス」が代名詞

バブアーの原点とも言えるのが、オイル加工を施した「ワックスドクロス」。

布地にオイルを何層も塗り重ねることで、高い防水性と防風性を確保。

開発当初は染み込んだオイルが悪臭を放つことでも有名でしたが、成分改良を重ね今ではワックスドクロス独特に臭いはかなり軽減されています。

そして着用していくにつれてクロスに染み込んだオイルが抜け、一般的なコットンとは一味違う経年変化も楽しめるという点も魅力の1つ。

部分的に生じるアタリや独特の色ムラが、バブアーの雰囲気をより一層深めてくれます。

また、ワックスドクロスのオイルが抜けて生地のカサつきが気になった際には、バブアー直営店でリプルーフサービスを受けることも可能です。

素材・ディテール・シルエットの異なる豊富なラインナップ

創業100年以上の歴史を誇る老舗ブランドでありながら、最新のマーケットを敏感に察知するバブアー。従来の定番モデルに加え、素材やシルエットの異なるラインナップの中から選ぶ楽しみもまたバブアーの魅力の1つ。

タイトなシルエットのスペイ、膝丈まであるボーダー、乗馬用のソルウェイジッパー、さらにはキルティングジャケットに至るまで幅広く展開しています。

他にも、糸の状態からワックスコーティングを施すことでメンテナンス要らずのデュラコットンや、コットンとナイロンを6:4の割合で使用した60/40クロス。

さらにワックス不使用でありながら防水性を確保したライトウェイトコットンなど、様々なニーズに柔軟に対応できるよう素材にもバリエーションを持たせている点も特徴的です。

Barbour(バブアー)を取り扱う店舗

Barbourは主に以下の直営店舗とセレクトショップにてお買い求めいただけます。詳しい営業時間やアクセスは公式ホームページよりご覧ください。

バブアー取扱店舗

  • Barbour 渋谷店 東京都渋谷区神宮前6-17-15
  • Barbour 銀座店 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA-SIX 5F
  • J.S RELUME ルミネ新宿 東京都新宿区新宿3-38-2 ルミネ新宿2 4F

Barbour公式ホームページを見る