軽くて暖かい高機能繊維「サーモライト」とは?その種類や仕組みについて

寒い冬の季節、外出時は厚手の上着や重ね着など防寒対策に悩まされることも多いですよね。

「発熱インナーに、ニット、アウターなど着込みすぎて動きづらくなるのは嫌だけれど、真冬の寒さには耐えられない。」

そんな季節に活躍してくれるのが高機能素材の「サーモライト」。軽くて暖かいサーモライトなら、真冬でもストレスフリーな着用感をサポートしてくれます。

本記事では、真冬の心強い味方「サーモライト」の特徴や種類を中心に詳しく紹介していきます。

1 サーモライトってどんな素材?

サーモライトってどんな素材?

サーモライト®とは、世界最大級の化学繊維メーカーとして知られるインビスタ社の開発した中空ポリエステル繊維のこと。

マカロニ状の中空繊維と極細ファイバーが、体から発せられた熱を逃さずキープし空気の層を作り出すことで、過酷な環境下にも対応可能な優れた保温性を実現。

加えて中空繊維は、その中心部分が空洞になっていることから、保温性はもちろん高い軽量性も確保。

「保温性」と「軽量性」の両方兼ね備える、まさに万能素材です。

また、激しいアクティビティによって汗をかいてしまった時には、ウェア内の汗を素早く蒸散。汗冷えを起こすことのないよう、常に”快適な暖かさ”をコントロールしてくれるわけです。

その優れた機能性から、肌着、ボトムス、アウターをはじめとしたシティウェアはもちろん本格的なアウトドアウェアに至るまで、ジャンル問わず様々なアイテムの素材として使用されています。

2 定番!2種類のサーモライト

定番!2種類のサーモライト

2-1 サーモライト®ファブリック

サーモライト®ファブリックとは、前述したインビスタ社のサーモライト® と呼ばれる繊維を使って形成された生地(ファブリック)のこと。

保温性と軽量性に加え、高いストレッチ性も確保することでストレスフリーな着用感をサポートします。一般的にサーモライトと言った時には、このサーモライト®ファブリックのことを指している場合がほとんど。

また100%化学繊維でありながら、まるでウールフランネルのような自然な風合いも魅力的です。

2-2 サーモライト®中綿

サーモライト®中綿とは、通常のサーモライトよりも高い保温性と軽量性を有する繊維のこと。

繊維の組み合わせに工夫を施すことで繊維の取り込む空気量を増やし、サーモライト®ファブリックよりも一層優れた保温性そして軽量性を実現。

また、速乾性にも優れている上に形状や膨らみを維持できるよう設計されています。

3 ちょっと特別なサーモライトテクノロジー

3-1 サーモライト®エコメイドテクノロジー

サーモライト®エコメイドテクノロジーとは、プラスチックボトルを始めとしたリサイクル素材を含んだ繊維のこと。

通常のサーモライト同様の優れた保温性はそのまま、環境面にも配慮したエコなサーモライトです。非常に軽量でありながら洗濯耐水性にも優れているため衣類自体の寿命が長くなるというメリットも。

抜群の機能性と環境への優しさ、その両方を兼ね備えるサスティナブルなハイブリット素材です。

3-2 サーモライト®赤外線テクノロジー

サーモライト赤外線テクノロジーとは、近赤外線(NIR)繊維を使用した素材です。

太陽光または人工光の放つ近赤外線を繊維が吸収することで、製品自体の温度を上昇させることができる優れもの。しかも近赤外線による温度上昇の機能は、半永久的に続きます。

また通常のサーモライト同様の優れた保温性に加え、従来よりも速乾性に優れている点も特徴の1つ。寒冷な気候でもパフォーマンスを引き出すことができるよう設計されているのです。

まとめ

今回は機能素材の一つである「サーモライト」について特徴や種類を中心にご紹介しました。

特殊なマカロニ状の中空繊維と極細ファイバーを用いることで、体から発せられた熱をキープ。空気の層を作ることで非常に優れた保温性と軽量性を実現していたわけです。

また速乾性やウェア内の温度コントロールなど、様々な機能を兼ね備えている点も特徴の1つ。

タウンユースはもちろん、冬場のスポーツや本格的なアウトドアシーンに至るまで様々な場面で活躍してくれそうですね。

ちなみにサーモライトの繊維を使用している製品を見分ける際、プライスタグと一緒に付けられている「THERMO LITE」というタグが目印。

店頭で見つけた際には、是非一度実際に袖を通してその暖かさを体感してみてくださいね。