ニットで知られる「モヘヤ」素材とは?特徴、種類、産地からケア方法までご紹介!

みなさんは「モヘヤ」と言う素材をご存知ですか?

モヘヤはアンゴラヤギから採れる獣毛繊維の一種です。

その独特の光沢感と風合いから、ニットやマフラーに使われている素材として広く知られています。しかしながら、一口にモヘヤと言っても生産地や採取されるヤギの年齢によって質感も大きく変化するのです。

本記事ではそんなモヘヤの特徴や主な生産地を中心に、素材と長く付き合うために知っておきたいお手入れ方法に至るまで詳しくご紹介します。

1 モヘヤとは

モヘヤとは

モヘヤは、アンゴラヤギから採られる獣毛のことです。

滑らかな質感、光沢がある、毛足が長いなどの特徴を持っています。通気性が良い素材で、スーツやセータなどの衣料品をはじめ、毛布などにも使われている素材です。

また、モヘヤは、「モヘア」と表記されている場合もありますが、現在では衣料品のタグなどに記載される素材表記はモヘヤに統一されています。

2 モヘヤの特徴

アンゴラヤギの毛は白い色をしていて、手触りは柔らかく、コシがあり縮れが少ない素材です。

モヘヤはニット、カーディガン、マフラーなどの様々な衣料品に使われています。

モヘヤが使われた製品は丈夫であると言われていますが、反面、非常にデリケートなことも特徴の一つです。着用する場合は摩擦などは極力避け、こまめなお手入れを心掛けた方が良いでしょう。

また若いアンゴラヤギの毛は、収穫量が少なく貴重であり、キッドモヘヤと呼ばれています。細く絹のような光沢を持っているのが特徴で、熱がこもりづらいため夏用のスーツなどにも使われている素材です。

さらにアンゴラヤギは、成長すると毛が太くなり、さらに丈夫になります。そのため大人のヤギから採れるモヘヤは、絨毯などのインテリアにも使われることもあります。

3 モヘヤの種類

モヘヤの種類

生後一年以内の子ヤギから採られた初毛だけを「キッドモヘヤ」と言いいます。対して大人のヤギから採れる毛は「アダルトモヘヤ」と言われる事もあるようです。

キッドモヘヤの収穫量は非常に少なく、モヘヤ収穫量の全体のうち1/6程しか収穫されません。そのため、希少価値が高く、高級素材と言われています。

キッドモヘヤはその特性、希少性から、高級スーツにも良く使われている素材なのです。

4 主な生産地

主な生産地

モヘヤは主に、「アメリカ」、「南アフリカ」、「トルコ」の三ヶ国で生産されています。

生産地ごとに違った特徴を持っている事もポイントです。

まずアメリカで採れるモヘヤは、シルクを思わせる上品な光沢を持っています。その大半がテキサス州で生産されているため「テキサスモヘヤ」と呼ばれる事もあるそうです。

一方、モヘヤというマーケットにおいて45%のシェアを誇るのが南アフリカ産のモヘヤ。圧倒的な生産量はもちろん、細く柔らかい質感が特徴。量・質ともに世界トップクラスのモヘヤと言えるでしょう。

そして主要生産国の中でも最高品質を誇るのがトルコ産のモヘヤ。通常、アンゴラヤギの毛刈りは年に2回行われるのに対し、トルコ産モヘヤの場合は年1回のみ。そのため毛足が長く、優れた質感のモヘヤを生み出すことができるわけです。

このように産地ごとに違った質感を楽しめると言う点も、モヘヤの魅力の一つと言えるでしょう。

5 モヘヤのケア方法

モヘヤのケア方法

モヘヤは丈夫な素材です。しかしその反面、長毛なので毛の乱れ、抜け毛が発生しやすい素材でもあります。

非常にデリケートな素材と言われていますので、日々のメンテナンスは欠かせません。

モヘヤが使われたアウター類は、着用後は毛並みの方向にブラッシングをして整えましょう。

ニットやカーディガンなどの柔らかく編み込んでいる製品は、抜け毛の原因になりますのでブラシの使用はおすすめしません。代わりに柔らかい布などを使って優しく毛並みを整えるのがポイントです。

飲み物などをこぼしてシミを作ってしまった場合は、早いタイミングでクリーニングに出すことをおすすめします。時間が立ってしまうとシミが落としづらくなってしまい、跡が残ってしまうこともあるからです。

モヘヤは丈夫な素材なので、こまめに手入れを行うことでより長く付き合っていけることでしょう。

まとめ

今回は、アンゴラヤギから採れる毛「モヘヤ」についてご紹介しました。

モヘヤは刈り上げの時期、生産地ごとに違った特徴があって興味深い素材です。そんな魅力を多く持っているモヘヤですが、デリーケートな素材故に気をつける点が多い素材でもあります。

しかし、気を付けて日々のお手入れを行う内にモヘヤに愛着が湧いてくるのではないでしょうか。