寒い時期の味方!メルトン素材とは?その特徴やお手入れ方法を詳しくご紹介!

冬のファッションの定番Pコートやチェスターコート。

そんな冬物アウターに使用されている素材の中でも頻繁に目にする「メルトン」という生地。皆さん一度は聞いたことがありますよね。

しかしながら、メルトン生地がどんな生地なのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

メルトン生地とは、紡毛織物の一種で、太めの紡毛糸から作られた織物を、縮絨加工した後に起毛仕上げをした生地のことです。厚手の柔らかい生地で、保温性が高いことで知られています。

本記事では、そんなメルトン生地の概要から特徴、高品質な生地の見分け方、注意点、お手入れ方法まで詳しくご紹介します。

1 メルトン生地とは?

メルトン生地とは?

メルトン生地とは、紡毛織物の一種で、太めの紡毛糸を平織りまたは綾織りしてできた織物を、縮絨(特殊な加工で布地を収縮させる加工)し、起毛した毛先を整えて仕上げた生地のことです。

メルトン生地の種類は、主に、ウールで作られた生地と、化学繊維と混紡した生地の二種類が存在します。

保温性や耐久性はもちろんのこと、冬らしい重厚感と高級感のある雰囲気も魅力的です。

また、クラシカル・トラディショナルなデザインのアイテムが多くラインナップしていることも特徴の一つ。カジュアルなコーディネートだけではなく、フォーマルなシーンにも違和感なく合わせることができます。

生地の名前でもあるメルトンという名称は、イングランドはレスターシャー州、「メルトン・モーブレー(Melton Mowbray)」で誕生したことにちなんで付けられたと言われています。

2 メルトン生地の特徴

メルトン生地の特徴

2-1 高い保温性

アウターを選ぶ際にはデザイン性だけではなく、暖かさ・保温性も重要なポイントです。

メルトン生地が冬物アウターの定番素材と言われる所以は、その高い保温性。生地の加工段階で縮絨処理を行うことによって、生地には厚みが増し、織目も詰まった綿密な生地に仕上がるのです。

そのため、冬の冷たい風を通しにくく、起毛した厚みのある生地は高い保温性を持っています。

メルトン生地は、その独特の風合いを持った外観だけではなく、実用的な特徴を持った生地なのです。

2-2 柔らかな質感

メルトン生地の最大の特徴は、柔らかな質感です。

生地に厚みがあるにもかかわらず、柔らかな質感・肌触りを併せ持つメルトン生地。

その暖かみのある風合いは、生地に起毛仕上げをすることによって生み出されています。

高い保温性と肌触りの良さ、柔らかな質感などの特徴を持つメルトン生地は、冬のファッションにピッタリの生地と言えるでしょう。

3 高品質なメルトン生地の見分け方

高品質なメルトン生地の見分け方

メルトンの品質を見分ける上で重要なポイントの1つとなるのは、生地自体の重さです。

一般的に良質なメルトン生地ほど、ウールの使用量が多いため生地も重くなる傾向にあります。

たっぷりのウールを使用した密度の高い良質なメルトンは、保温性や防風性も別格です。

店頭でメルトンコートを見つけた際には、まずはアイテムをご自身の手で持ち上げて、重量感を確かめてみると良いでしょう。

ずっしりと重厚感のある生地であればあるほど、たっぷりのウールを高密度で仕上げた高品質なメルトン生地である可能性が高いと言えます。

ただし、重さはあくまで品質を見分ける上での指標の1つにすぎません。ウール自体の品質や肌さわりも着心地を左右する重要なポイントですので、併せてチェックすることをオススメします。

4 メルトン生地の注意点

メルトン生地の注意点

メルトン生地は、基本的には丈夫な生地ですが、雨や湿気を始めとした水分には注意が必要です。

水に濡れたまま放置すると、色落ちや黄ばみ、シミなどの直接的な原因になります。

晴れた日の着用でも襟元や首周りが汗や皮脂などの汚れをそのままにすると変色や黄変してしまうことがあるので、使用後のケアは必須です。

もし、急な雨などで濡れてしまった場合には、出来るだけ早く乾いたタオルなどを使ってしっかりと水分を拭き取りましょう。

また、毎日のように着用するのではなく、一度着用したら一日休ませるなど、適度な間隔を開けて着用することも、メルトン生地のアイテムを長持ちさせるのに大切なポイントです。

5 メルトン生地のお手入れ方法

メルトン生地のお手入れ方法

デリケートなメルトン生地は、独特な風合いを損ねないためにも定期的なお手入れが必須です。

着用後は馬毛などの柔らかな毛のブラシを使ってブラッシングしましょう。

この時、強くブラッシングするとダメージの原因になってしまう場合があるので、丁寧にブラッシングするのがポイント。

日々のブラッシングを怠ってしまうと、埃が溜まってしまい、毛玉が出来たり、虫食いの原因になるので欠かさずに行いましょう。

もし毛玉ができてしまった場合には、生地を痛めないためにもハサミや毛玉取りを使って注意して切り取ることをお勧めします。

また、シーズンオフに長期保管をする際には、防虫剤や湿気鳥はもちろんのこと、型崩れを防ぐために幅の広いハンガーを使うのがベストです。

日々のお手入れを徹底することで、メルトン生地をより長く使用することができるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、メルトン生地についてご紹介しました。

冬物アウターに使われる定番素材、メルトン生地。紡毛織物の一種で、太めの紡毛糸を平織りまたは綾織りしてできた織物を縮絨し、起毛した毛先を整えて仕上げた生地のことです。

メルトン生地は、保温性や耐久性に優れた厚手の生地で、柔らかな質感や暖かみのある風合いなどの特徴を持っています。

高い耐久性を持つ一方、デリケートな側面も持ち合わせているため、日々のお手入れは欠かせません。

メンテナンスや保管、弱点である水分に気をつけ、メルトン生地の独特の風合いをより長く楽しみましょう。