カジュアルな万能着として人気のある「ギンガムチェック」。きれいめな着こなしや大人っぽくまとめたいコーデなど、カジュアルでもフォーマルでもよく合う織柄として知られています。
特に春夏によく着られるギンガムチェックのシャツなど、1枚でもさらっと着こなせ、コーデの主役にもなってくれる魅力的なアイテムです。
アパレル製品以外にもハンカチなどの小物やテーブルクロスなど幅広く使用されているギンガムチェック柄。本日はそんなギンガムチェックの特徴や由来についてご紹介していきます。
1 チェック柄について
ギンガムチェックはその見た目の通りいくつか種類がある「チェック柄」の1つとして分類されています。
そもそもチェック柄とは格子柄とも呼ばれている、たて縞とよこ縞が規則的な感覚で交差している又は、四角形を組み合わせている柄のこと。
英語では前者を「プレイド(プラット)」後者を「チェック」といい、英語圏ではこの2種は使い分けられているところが多いでそうですが、日本ではプレイドも含めチェック柄とするのが一般的なんだとか。
チェック柄には様々な種類やバリエーションがあり、「ターターンチェック」、「グレンチェック」、「千鳥格子」、「市松文様」など歴史的に見ても古く、いくつかの国で伝統的な柄として扱われているものもあるそうです。
2 ギンガムチェックって何?
2-1 ギンガムチェックの特徴
「ギンガムチェック」とは、もともと“ギンガム(gingham)”という先染めの糸と白糸を使って織られた平織物のこと。その織柄である小さめの格子柄がギンガムチェックと呼ばれるようになったのが始まりなんだとか。
素材は綿や綿とポリエステルの混紡が使用されているため軽くて通気性がよく、また先染めの糸で織られた生地は色落ちしにくく、洗濯にも強いという特徴があります。
明るく爽やかな印象を与えてくれるギンガムチェック柄のアイテムは、メンズ、レディース問わず幅広く活躍してくれる定番の織物なんですね。
2-2 ギンガムチェックの由来
ギンガムの名前の由来には諸説あり、マレー語で”縞”という言葉である「ging ganm」に由来するという説や、「フランスのガンガン(Guingamp)」地方で織られていたからという説などがあります。
実はまだ正確な説については分かっていない部分があるそうです。
2-3 チェック柄以外のギンガム柄
ギンガムを「白ともう1色からなる織物」と広義に捉えた時、チェック柄以外にも「ギンガムストライプ」という柄もギンガムの一種として存在してるそう。
このギンガムストライプで有名なのが「ロンドンストライプ」。ストライプの幅が5mm〜10mm前後の柄を特にそう呼ばれ、イギリスのシャツの代表的な柄の1つです。
以前はギンガムストライプもギンガムの一種という扱いだったようですが、今はギンガム=チェック柄という方が一般的ですよね。
3 ギンガムチェックが与える印象
3-1 ギンガムチェックの人気のアイテム
ギンガムチェックが使われているアイテムはシャツやパンツ、レディースを含めるとブラウスやスカート、小物ではバッグやシューズ、アパレル製品以外ではハンカチやテーブルクロスなど、その使用範囲はとても広範囲です。
中でもコーデの主役級のアイテムといえばギンガムチェック柄のシャツ。
1枚でもさらっときれいめに着こなすことができ、またコーデのよいアクセントとしてカジュアル、ビジネスなどシーンを問わず使用できるため、とても重宝されるアイテムの1つではないでしょうか。
3-2 色が与える印象
ギンガムチェックは白との組み合わせである1色を変えるだけでガラリと印象が変わるのも特徴です。
3-2-1 白×黒のギンガムチェック
白×黒のギンガムチェックはスタイリッシュでクールな印象を与えてくれます。
細身のパンツと合わせるコーデがスマートさを演出してくれます。
3-2-2 白×青のギンガムチェック
白×青のギンガムチェックはフォーマルコーデやオフィスカジュアルコーデにぴったり。
チェック柄が大きいと子どもっぽい印象となってしまうので、チェック柄が細かいアイテムを選ぶとより大人っぽい雰囲気になってよいかもしれませんね。
3-2-3 白×赤のギンガムチェック
爽やかで温かみのある印象を与えてくれる白×赤のギンガムチェック柄。
ブルー系のシーンズとの親和性が抜群なので、アメカジのようなコーデにもオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、チェック柄の代表「ギンガムチェック」についてご紹介しました。
様々なアイテムにも幅広く取り入れられ、さらっと着こなせばコーデの主役にもなるギンガムチェック。
色によっては爽やかにもクールにも見せることができ、またカジュアルからフォーマルまでどんなコーデにも合わせることができる万能着としてとても魅力です。
本記事がきっかけで、ギンガムチェックの素晴らしさを改めて感じるきっかけなれば嬉しく思います。