日本を象徴する伝統的な市松模様とは?名前の由来・歴史までご紹介

みなさんは「市松模様」と呼ばれる柄をご存知でしょうか?

市松模様とは、碁盤の目のように上下左右に途切れることなく四角形が並べられた格子柄の一種です。

海外では、チェッカーの盤面やレースなどで使用する旗からチェック(チェッカー)柄やチェッカーフラッグなどの名称で親しまれています。

衣料品やスニーカーなどのアイテムに多く使用されている柄でお馴染みですよね。

しかしながら、なぜ市松模様と呼ばれるようになったのか知らない方も多いはず。

そこで本記事では、市松模様の概要から由来・歴史、縁起が良いといわれている所以までご紹介します。

1 そもそも市松模様とは?

そもそも市松模様とは?

市松模様とは、碁盤の目のように上下左右に途切れることなく四角形が並べられた格子柄の一種です。

日本国内では、市松模様の他に石畳模様や霰(あられ)、元禄模様などの名称で呼ばれています。

市松模様は、その特徴的なデザインから様々な衣料品やスニーカー、小物などに使用されていることでも有名です。

海外では、チェッカーの盤面やレースなどで使用する旗からチェック(チェッカー)柄やチェッカーフラッグなどと呼ばれています。

また、古墳時代の出土品からも市松模様をあしらった埴輪が発見されるなど古くから愛されてきた伝統的な柄といえるでしょう。

2 市松模様の由来・歴史

市松模様の由来・歴史

市松模様の「市松」は、江戸時代に人気のあった女形の歌舞伎役者「佐野川市松」に由来します。

当時、佐野川市松が舞台衣装として白と紺の市松模様をあしらった袴を着用していたことをきっかけに女性の間で大流行しました。

佐野川市松は、その後も市松模様を愛用していたことから、当時は石畳模様と呼ばれていた柄が後に市松模様や市松格子などの呼び名へと変わっていったといわれています。

また、元禄時代にも流行したことから、元禄模様とも呼ばれていたようです。

3 市松模様は縁起が良い?

市松模様は縁起が良い?

市松模様は、縁起の良い柄としても知られています。

四角形が途切れることなく並ぶ模様には、子孫繁栄や事業拡大などの意味が込められているのです。

そのため市松模様は、古くから家紋などにも使用され、贈り物にも相応しい縁起の良い模様として多くの人に好まれてきました。

また、日本を象徴する伝統的な柄として、市松模様は東京オリンピックの公式エンブレムにも採用されたことでも有名です。

まとめ

今回は、市松模様についてご紹介しました。

市松模様とは、碁盤の目のように上下左右に途切れることなく四角形が並べられた格子柄の一種。

市松模様の名称は、江戸時代に人気のあった女形の歌舞伎役者「佐野川市松」に由来します。

当時の女形歌舞伎役者「佐野川市松」が舞台衣装で市松模様の袴を履き、当時の女性の間で大流行。後に市松模様や市松格子などと呼ばれるようになりました。

また、四角形が途切れることなく並ぶ模様は子孫繁栄や事業拡大を意味し、縁起が良い模様としても知られています。

シンプルながら古くから愛され、日本の伝統的柄「市松模様」。

本記事を通して歴史や意味を知ることで、身近な市松模様にさらに愛着を持っていただけたら幸いです。