バリスティックナイロンって何?特徴、お手入れ方法、コーデュラとの違いまで解説!

バックパックやビジネスバッグを中心としたアイテムに使用されているバリスティックナイロン(Balistic Nyron)

「TUMI」や「BRIEFING」といったビジネスマン向けのバッグを展開するブランドの製品に比較的多く使用されている傾向にあるようです。

ナイロン素材の1種ではありますが、通常のナイロンと比べて機能性の面で優れています。

今回はそんなバリスティックナイロンについて、素材の特徴やお手入れ方法、そして混同されやすい「コーデュラナイロン」との違いに至るまで詳しく解説いたします。

1 そもそもバリスティックナイロンとは?

バリスティックナイロンの生地

バリスティックナイロン(Balistic Nyron)は、アメリカに本社を構えるデュポン社が開発したナイロン素材です。オリジナルの特別な糸を使用することで、高い耐久性と撥水性を確保しています。

生地は硬めで分厚く、一般的なナイロンとは明らかに質感も特徴的。

そのため重い書類やPCを持ち運ぶビジネスバッグやアウトドア用のバックパックなどの素材としても重宝されています。

2 機能性素材「バリスティックナイロン」の特徴

2-1 通常のナイロンよりも遥かに優れた耐久性

バリスティックナイロンの大きな特徴は、その高い耐久性です。通常のナイロンよりも遥かに優れた高い強度を誇っています。

「繊維が9000mの時の重さ(g)」を示す「デニール(D)」という単位で表すと、バリスティックナイロンは800〜1700D。その強度ゆえに防護服や軍事用品の素材としても使用されるほど。

生地も分厚く強靭であるため、磨耗や切り裂きにも強く、毎日ガシガシ使えます。

2-2 アウトドアでも使える防水性・撥水性

バリスティックナイロンには特殊なコーティング加工が施されているため、防水性・撥水性も高いという点もまた大きな特徴の1つ。

完全防水ではないものの、雨風に当たった程度では内側まで水が染み込むこともありません。

ビジネスシーンだけでなく、アウトドアシーンでも活躍してくれる高いスペックを誇っています。

2-3 無骨な雰囲気がミリタリーやアウトドアスタイルとも相性◎

バリスティックナイロンは生地が分厚く目も粗いため、一般的なナイロンとは明らかに異なる重厚感と無骨な雰囲気も特徴的です。

ワークスタイルやミリタリースタイルを始めとした良い意味で”男臭い”スタイルにもマッチしてくれること間違いなし。

バリスティックナイロンというとビジネスバッグの印象が強いようですが、カジュアルに合わせればコーディネート全体をクラスアップしてくれるはずです。

3 似て非なる「コーデュラナイロン」との違い

バリスティックナイロンとよく似た素材の1つとして、「コーデュラナイロン」という生地があります。よく混同されてしまいがちですが、両者には意外とたくさんの違いがあるようです。

ちなみにコーデュラナイロン(CORDURA)については以下の記事で詳しくご紹介しています。

3-1 バリスティックナイロンの方が重い

コーデュラナイロンと最も異なる点は、重さです。

実際にバリスティックナイロンを使用したバッグなどを手で持ってみると、中身が入っていない状態にも関わらずかなりズッシリとしています。

軽量性を求めるのであれば、コーデュラナイロンの方が適していると言えるでしょう。

もちろん、この重さも含めてバリスティック独特の無骨な雰囲気が好きという方もかなり多くいらっしゃるようです。ここまでくると、単に好みの問題もあるかもしれませんね。

3-2 コーデュラとバリスティックの違い一覧表

重さ以外にも細かい点を見れば、製造開発元、素材感、価格などコーデュラナイロンとバリスティックナイロンには様々な違いがあります。

例えば、素材感や質感1つとってもコーデュラは薄くて柔らかいですが、バリスティックは分厚く硬い生地感です。

以下の表では、それぞれの違いについて簡潔にまとめてみました。

コーデュラとバリスティックの違い一覧表

バリスティック コーデュラ
製造開発元 デュポン社 インビスタ社
素材感・質感 かなり分厚い

目が粗い

薄くて柔らかい

目が細かい(ただし種類による)

重さ 重い 軽い
価格帯 高い 比較的廉価
主な用途 リュック、ビジネスバッグ バッグ、靴、ワークウェア等
ライセンスタグの有無

4 バリスティックナイロン製品の洗濯・お手入れ方法は?

バリスティックナイロンは、その素材の特性上、洗濯やお手入れの際に気をつけなければならないポイントがいくつかあります。

4-1 小さな汚れはよく絞った濡れ布巾で拭きとる

もともとバリスティックナイロンは、優れた耐久性・防水性・防塵性のおかげで、ほとんどお手入れしなくても使えるという点が大きなメリットです。

しかし、毎日使っていれば小さな汚れがついてしまうこともあります。そんな時には、よく絞った濡れ布巾等を使って汚れた箇所を拭き取ってあげましょう。

基本的に、バリスティックナイロンは基本的に丸洗いには向きません。

生地自体が分厚く洗いづらいという点はもちろんですが、丸洗いすることで表面に施されたコーティングが剥がれ落ち、せっかくの防水性が低下してしまう可能性もあるからです。

4-2 バリスティックナイロン専用のクリーナーを使う

濡れた布巾で拭き取る程度では落ちない頑固な汚れには、バリスティックナイロン専用のスポットクリーナーを使って対処しましょう。

オススメは、ビジネスバッグを展開する「TUMI」のファブリッククリーナーです。

TUMIのナイロン製品向けに製造されたクリーナーですが、一般的なバリスティックナイロン製品にもお使いいただけます。

定期的にクリーナーを使って汚れを落とすことで、比較的綺麗な状態をキープすることができるはずです。

まとめ

今回は、高耐久性素材として知られる「バリスティックナイロン」について、その特徴やメリット、お手入れ方法を中心に詳しくご紹介しました。

コーデュラナイロンと混同しやすいかもしれませんが、バリスティックナイロンの方が無骨で粗く、ミリタリーな雰囲気が強めです。

ズッシリとした生地感のため好き嫌いがハッキリ分かれるかもしれませんが、ハマる人はとことんハマっていく傾向にあります。

少しお値段は高めに設定されていますが、とても丈夫でガシガシ使い込めるため頼り甲斐のある素材です。