ニット好き必見!アンゴラとは?その特徴・ケア方法入門編

寒い時期に使用している人も多いニット。

そのニットの多くに「アンゴラ」という素材が使われている事をみなさんはご存知でしょうか?

アンゴラとは、長くて白いフワフワとした毛が特徴的なうさぎの1種。アンゴラウサギから採れる毛は、肌触りもよく保温性に優れているため、これからの季節に重宝される素材の1つです。

そこで、今回はニットなどに使われているアンゴラについてその特徴からケア方法と取り扱い方までをご紹介していきたいと思います。

1 アンゴラとは?

アンゴラとは?

アンゴラとは、ウサギの1種である「アンゴラウサギ」から取れる毛の事を指します。

一般的には「アンゴラ」よりも「モヘヤ」という呼び方が多いかもしれませんね。
以前はフランスやドイツでも飼育されていましたが、動物愛護法の観点から近年は生産地の90%を中国が占めています。

まるでシルクを思わせるような独特の光沢感と優しい肌さわり、そして抜群の保温性から、主に冬物のニットウェアとして重宝される素材の1つです。

ちなみにアンゴラヤギから取れた毛のことも「アンゴラ」と呼ぶこともあります。ただし一般的にアンゴラと呼ぶ時は、アンゴラウサギの毛のことを指すと考えて良いでしょう。

2 アンゴラの特徴

アンゴラの特徴

2-1 優しい肌触りと美しい色合い

アンゴラの繊維は非常に細く、絹(シルク)を思わせるような光沢感が特徴。フワフワとした肌触りで、手に取ってもまるで持ってないかのように軽く感じます。

またアンゴラは特別な飼育管理下に置かれているため、汚れが少なく、白く美しい毛が採れるという点も大きな特徴の1つ。

染色もしやすいため、発色も綺麗に仕上がります。

2-2 優れた保温性と放湿性

アンゴラは肌さわりのみならず、保温性にも優れています。

秘密は繊維の中心にある「空洞」。私たちの体から発せられる熱を帯びた空気を、繊維の空洞にたくさん溜め込む事で、断熱材のような役割を果たしてくれるわけです。

その暖かさは、なんと羊毛(ウール)の3倍に匹敵するとも言われています。

加えてこもりがちな湿気を外に逃がすことで、不快な汗冷えやムレ感抑制。アンゴラはただ暖かいだけでなく、衣服内を快適に保つような機能性を併せ持つ優れた繊維と言えるでしょう。

3 アンゴラのケア方法と取り扱い上の注意点

アンゴラのケア方法と取り扱い上の注意点

3-1 摩擦を避ける

高い保温性と優しい肌触りが魅力的なアンゴラですが、そんなアンゴラにも弱点があります。それは、生地同士が擦れることで起こる「摩擦」です。

数ある繊維の中でも、アンゴラは特に摩擦に弱いと言われています。

粗雑な扱いをしているうちに、毛がどんどん抜け落ちてしまうことも。100%摩擦を防ぐことが難しいですが、極力丁寧に扱うよう心がけることが大切です。

3-2 毛玉取りのブラッシングは優しく丁寧に

アンゴラ素材は毛足が長く細くデリケートな素材なので、取り扱い方やそのケアには注意が必要です。

着用後は毛玉を防止するためにも、優しく丁寧にブラッシングしてあげましょう。ウールにも使える市販の「豚毛ブラシ」がオススメ。

優しくなでるようにブラッシングすることで、毛並みをキレイに整えてくれます。

3-3 収納する際の防虫剤は必須

アンゴラを使用したアイテムを長期間収納する際には、必ず防虫剤を入れましょう。

アンゴラの柔らかい毛は、タンパク質豊富な天然の動物繊維。虫にとって最高のごちそうといっても過言ではありません。

何も対策せずに収納してしまうと、着用時に付着した虫の卵がそのまま放置され、それが孵化して繊維を食べ始め「穴あき」が起きてしまいます。

大切なアイテムを長持ちさせるためにも、衣替え時期などには「防虫剤」とセットで保管するクセをつけておくことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アンゴラ独特の白くて細い長い毛を使ったニットは、見た目の温かみもさることながら、まるで包み込まれているかのような心地よい着用感も大きな魅力です。

ですがその反面、繊細な毛だけあってとてもデリケートなので扱い方にも気を付けなければいけません。

そろそろ本格的に寒くなってくる時期ですので、肌触りがよくて暖かいアンゴラのアイテムをコーディネートに取り入れてみてくださいね。